プライバシーの問題や防犯上の理由からも、窓への視線対策は必須です。注文住宅など建築前であれば、「床面近くの低い位置や天井近くの高い位置に設置する」「細長いスリットタイプのものにする」といった対策が有効となります。また、くもりガラスやブラインド内蔵サッシなどを取り入れても効果的です。ただしこうした視線対策は、施工前に限られます。
建築後や建売住宅、中古物件の場合はリフォームするとそれなりの費用がかかるので、様々なアイテムを取り付けることで視線対策になります。まず、サッシの外側に設けるルーバーです。目隠し・採光・日除け・通風・換気など多くのタイプがあり、角度を調整できる可動式もあります。耐衝撃性・耐候性を高めたルーバーや面格子一体型のタイプなどもあるため、場所に合わせて設置することができます。
本来は日差し対策で用いるスクリーンやシェードも、プライバシーを守るアイテムになります。そして窓シャッターも有効です。クローズタイプ・スリットタイプ・ブラインドタイプがありますが、ブラインドタイプがおすすめです。羽根の角度を調整でき、外からの視線を遮ってくれるだけでなく時間や季節に合わせて使用できるからです。
もちろん、外付けのブラインドなども効果的です。さらにアイテムを取り付ける以外にも、塀やフェンスを設けたり、窓の近くに視線を遮るような庭木を植えたりすることでも視線対策になります。こうした工夫が視線から守ることになり、安全につながるのです。